【うつ転職した元人事解説】うつ病でも円滑に転職できる成功法 【おすすめの転職エージェントも】

うつ病のAさん
うつ病のAさん

うつ病で現在休職中なんですけど、うつ病の人も転職できるのか不安です。

うつ病のBさん
うつ病のBさん

うつ病の人が転職に成功する方法があったら知りたい。

こんなお悩みにお答えします。

✔ 本記事の内容

・ウツ病の人の転職活動形態は2つ(クローズ就労 or オープン就労)

・ウツ病の人におすすめの転職エージェント

・その他、公的な転職支援サービス

✔ 本記事の信頼性

・大手メーカーで人事歴21年

・28歳でウツを発症。休職しながら転職活動を

 行い、29歳の時にUターン就職

・現在は脱サラし、妻と飲食店を経営

この記事を書いている私は、大手メーカーでの人事歴通算21年。28歳の時に抑うつ状態と診断され、休職しながら転職活動を実施。29歳でUターン転職を行いました。その後は転職先で人事室長に昇進しましたが、ウツが再発し、休職と復職を繰り返しました。43歳で脱ラサし、現在は妻と共同経営で飲食店を営んでいます。

ウツ病になると、果たして本当に転職できるのか不安になりますよね。

結論から言うと、転職できます。

理由としては、

・政府が精神障害者雇用を促進する法整備を行ったこと

・精神障害専門の転職エージェントが普及していること

より、私がウツ病で転職した24年前とは環境がガラリと変わり、ウツ病でも円滑に転職できるような土壌が育っています。

つまり、従来以上に企業側のウツ病者の雇用に対する理解度が高まっていますし、ウツ病者が転職しやすい支援体制が整っています。

なので、焦らずに安心して転職活動を行って欲しいと思い、本記事を書きましたので最後までお付き合い下さいね。

うつ病の人が転職を成功させる方法

まずウツ病の人が転職する前に注意して欲しいことは、転職活動前に今の会社を辞めないことです。

会社を退職して転職活動を行うと、後がないので面接で焦りが前面出てしまい、うまく行かないケースがあったり、相手企業から足元を見られる場合があります。

現職に留まりながら転職活動する方が、精神的・経済的に心に余裕のある状態で選考に臨めるので有利です。

ただ、退職したからと言って決して転職できないわけではないので、誤解しないで下さいね。

その上で、ウツ病の人が転職活動を行うにあたり、1つだけ方針を決める必要があります。

それが、「クローズ就労」で臨むのか、「オープン就労」で臨むのかということです。

「クローズ就労」とは、ウツ病を公表せずに転職活動を行い、一般的な仕事に就くことです。

メリットとデメリットは下記のとおりです。

クローズ就労のメリット・デメリット
メリット・企業選びや業種・職種に制限がないため、
 就職しやすい。
・うつ病の人という目で見られにくい。 
デメリット・心身状態への配慮がなされないため、
 仕事がしんどくなるケースがある。
・うつ病がバレるのではないかと不安になる。
→ストレスや不安がうつ病再発・悪化の引き金に
 なる可能性がある。

「オープン就労」とは、ウツ病を開示して転職活動を行い、障害者として仕事に就くことです。

メリットとデメリットは下記のとおりです。

オープン就労のメリット・デメリット
メリット・嘘や隠しがないので精神的に楽
・通院や体調に配慮してもらいやすい。
→働きやすい環境が配慮されるため、
 退職リスクが下がる。
デメリット・企業選びや求人の選択肢が少ない。
・中には理解がない人もいるため、
 働きにくさを感じることがある。
→転職前後が難航する可能性がある。

ちなみに、私は「クローズ就労」で転職活動を行いました。

理由としては、「ウツ病」と思われるのが嫌だというメンツと、当時はウツ病者を雇用することに対して企業側も過度な抵抗感があり、採用選考を通過する可能性が低かったからです。

現在では下記のとおり障害者雇用促進法が改正されました。

改正障害者雇用促進法のポイント
  • 従業員が43.5人以上いる民間企業の雇用率は「2.3%」
  • 発達障害を含む精神障害者が2016年4月より新たに雇用義務の対象
  • 雇用における障害を理由とする差別的取扱いを禁止(雇用拒否や低賃金設定など)

もちろん、障害者雇用率を上回る障害者を雇用している企業には助成金が支給され、下回る企業には納付金(実質の罰金)が徴収されます。

詳しく法律をチェックしたい方はコチラ👇

加えて、最近では障害者雇用を積極的に行っている企業は社会的にいいイメージで捉えられるように社会全体の風潮も変わってきました。

それに伴い、障害者専用の転職エージェントが普及し、障害者と企業側の橋渡しを行うなど、企業側のウツ病者の採用に関する捉え方が前向きに変わりました。

ウツ病雇用に対する法的側面や企業側の理解度が向上した現在であれば、私も「オープン就労」を選択します。

「クローズ就労」については一般の転職活動と同じです。

クローズ就労でおすすめの転職エージェントは過去記事で解説していますので、参考にして下さい。

この記事では、今後需要が高まると予測される新しい形態「オープン就労」の転職エージェントを紹介します。

うつ病の人におすすめの転職エージェント

障害者雇用に関する法的整備と企業側の受け入れ体制の進展に伴い、障害者雇用を積極的に行おうとする企業が増えています。

特に、大手企業ではダイバーシティへの取り組みに力を入れており、障害者に特化した転職エージェントを活用する会社が増加しています。

ユニクロ(UNIQLOの例)

ここでは私がおススメする障害者に特化した「転職エージェント」を紹介します。

障害者に特化した転職エージェントに登録するのに最初は抵抗感があるかもしれないですが、

・1人で転職活動を進めるよりも遥かに転職の成功確率が高いこと

・キャリアアドバイザーに随時相談できるので、1人で悩みを抱え込まずに済むこと

より、無料でもあるので登録することをおススメします。

障害者に特化した「転職エージェント」の特徴は以下のとおりです。

・1人では見つけにくい非公開を含む求人案件が多数あり

・障害を熟知したキャリアアドバイザーがカウンセリングや転職サポートを無料で実施

・障害者向けの転職セミナーや合同説明会、復帰プログラムを準備しているエージェントもあり

それでは、私がおススメする障害者向け転職エージェントをランキング形式で紹介します。

評価ポイントは、「求人数」、「専門性」、「対応地域」の3項目で評価しました。

1位:dodaチャレンジ
dodaチャレンジの特徴

▶dodaブランドの中の障害者向けに特化した転職支援サービス

▶大手・優良、外資系、ニッチトップ企業まで非公開を含む求人ラインナップ

▶精神障害に豊富な知識を持つキャリアアドバイザーが丁寧なカウンセリング&サポート

【1位の評価ポイント】

 項 目 評 価       ポ イ ン ト
求人数★★★★★大手・有料・外資系・ニッチトップ企業
まで幅広い求人ラインナップ
専門性★★★★★精神障害について豊富な知識を有する
キャリアアドバイザーが個々の立場や状況
を理解して支援
対応地域★★★★★全国対応

【補足】

転職エージェントの雄dodaの兄弟転職エージェントなので安心。全国対応というところも嬉しいですね。登録者の95%が満足→専任アドバイザーの質の高いサービスも魅力ですね。

【転職成功者の声】

うつ病/30代女性/完全在宅勤務への転職ストーリー

統合失調症/30代女性/人事事務への転職ストーリー

▶dodaチャレンジ公式サイト

https://doda.jp/challenge/

2位:アットジーピー【atGP】
アットジーピーの特徴

▶障害者雇用のパイオニアとして、15年以上に渡り障害者の就職・転職をサポート

▶一般には公開されていない優良企業の求人多数

▶専業だから分かる、配慮や勤務時間・職務の調整等の独自ノウハウ

【2位の評価評価ポイント】

項 目 評 価        ポ イ ン ト
求人数★★★★★・15年以上に亘り、障害者の就職・転職を
サポートを実施てきたatGP転職サービスと
連携したゼネラルパートナーズならではの
企業ネットワーク
専門性★★★★★・プロのキャリアアドバイザーから内定
までサポート可能・・専業だから分かる、配慮や勤務時間・職務の調整等の独自ノウハウ
対応地域★★★☆☆・転職相談はオンライン、電話、対面(オフィス)から選択可能
・関東・関西・名古屋がメイン

▶アットジーピー【atGP】公式サイト

  https://www.atgp.jp/

3位:Agent-Sana(エージェント・サーナ)
AAgent-Sanaの特徴

▶障害者採用のパイオニア(29年の実績とノウハウで求職者の希望に合ったサポート)

▶求人数業界トップクラス(すべてが非公開求人、そのうち85%が独自の非公開求人)

▶高い内定率で企業からも高い信頼(面談から2カ月以内の内定率60%)

【3位の評価ポイント】

項 目評 価        ポ イ ン ト
求人数★★★★★業界最多レベルの求人案件数
すべてが非公開求人、
そのうち85%が独自の非公開求人
専門性★★★★☆精神障害・発達障害もサポート体制づくり
を進行中。
対応地域★★★☆☆関東圏(東京・神奈川・埼玉・千葉)、
関西圏(大阪・京都・兵庫)
での転職を希望している障害のある方

【補足】

29年の実績とノウハウを持つ障害者雇用のパイオニアなので、企業とのパイプも太く、面談により個々人に合わせたきめ細かなサポートを実現している。

ただし、2018年4月の障害者雇用促進法の改正を機に、精神障害のサポート体制づくりを強化している関係で、ノウハウや実績がまだ緒に就いたばかりという印象です。

加えて、関東圏や関西圏での転職を希望している障害のある方だけの利用に留まり、利用者制限があるのがネックですね。

転職に成功した先輩の声

(24歳/男性/Y.S.さん:精神障害3等級)

転職に成功した先輩の声

(36歳/女性/T.K.さん:精神障害3等級)

転職に成功した先輩の声

(36歳/男性/北川さん:知的障害B2等級)

▶Agent-Sana公式サイト

https://www.agent-sana.com/

うつ病向けの転職エージェント利用Q&A

転職活動エージェントを利用にあたり、よくある質問に回答しました。

「+」の部分をクリックして、解答を参照して下さい。

確約は出来ませんが、うつ病の人が1人で転職活動をするより確実に良い結果になります。

はい、一切掛かりません。すべて無料です。

企業から紹介料が転職エージェントに入るからです。

はい、必ず競い合わせてください。
お互いにあなたを転職させて自分の売り上げにしたいので一生懸命サポートします。
結果、あなたの転職の成功率が上がります。

公的な転職支援サービス

その他にも、様々な公的な転職支援サービスがあります。

リワークして転職活動を行うことも1つの手段です。

リワークとは、return to workの略語です。 気分障害などの精神疾患を原因として休職している労働者に対し、職場復帰に向けたリハビリテーション(リワーク)を実施する機関で行われているプログラムです。 復職支援プログラムや職場復帰支援プログラムともいいます。

ウツ病の人の転職を支援する公的機関は下記のとおりです。

施設や訓練         特徴・内容
ハローワークハローワークには、うつ病の方の相談窓口も
あります。
うつ病に理解ある人が担当してくれるので、
手帳がない方は一度相談に行くのがいいで
しょう。
生活支援センター働く意思はあるが働くために何をしていいのか
分からない人のための窓口。
職業適性検査や職業リハビリステーション計画に
基づき、今後の支援プランを製作してくれます。
職業訓練無料でPCや溶接のスキルを身に付けられます。
うつ病の方でも受講可能。
精神障害者
社会適応訓練
いきなり、企業で働くのではなく、
うつ病について理解のある会社で
インターンシップに近い訓練をして
現場復帰を目指します。

まとめ

今回はウツ病の人が転職を成功させるための方法を解説してきました。

転職にあたり、まずは「クローズ就労」と「オープン就労」のどちらで転職活動を進めるのかを選択する必要があります。

幸いなことに現在は、障害者を雇用するための法的整備が進んでいますし、大企業を中心として障害者を雇用することに前向きな体制に変わってきました。

このような理由から、障害者専用の転職エージェントの需要が高まり、豊富な求人も用意されていますので、転職エージェントを活用しての転職活動がおすすめです。

転職エージェントではウツ病を理解した専門のキャリアアドバイザーが担当で付きます。

転職に対する不安や悩みを随時相談できるので、1人で不安を抱え込まずに済みますし、転職に関する応募書類の作成や企業との橋渡しなどを丁寧に行ってくれます。

すべて無料なので、障害者専用の転職エージェントにぜひ登録しておいて下さい。

あなたの転職活動の成功に直結します。

今回も最後までお読み頂き、ありがとうございました。

Bookマン

Bookマンおすすめ

障害者に特化した

転職エージェント

1位:dodaチャレンジ
5.0

▶dodaチャレンジ公式サイト

https://doda.jp/challenge/

2位:アットジーピー【atGP】
4.5

▶アットジーピー【atGP】公式サイト

https://www.atgp.jp/

3位:Agent-Sana
4.0

▶Agent-Sana公式サイト

https://www.agent-sana.com/

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